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現在美容師免許を保有している人の数は約133万人と言われています。
この数字には1955年の「衛生行政報告例」で公表されている美容師免許保有者数10万8,286人も含まれている数字のため、当時35歳だった美容師さんは今年100歳になってしまいます。
毎年20名ほどの死亡届が美容師試験研修センターに届けられているようですが、
ほとんどの場合届けられていないため、正味の美容師免許保有者数は不明です。
最新の衛生行政報告例によると、働く美容師さんは52万3543人。
免許保有者数に対する就労割合は39%となります。
似たような業務独占資格の「看護師」「鍼灸師」の免許保有者数に対する就労割合を見てみると、
看護師は約68%、鍼灸師は62%のため、死亡届が出されていないことを加味しても離職している休眠美容師は他業界よりも多いのかもしれません。
「QBハウス」を運営するキュービーネットホールディングスさんが「休眠理美容師」の再教育に力を入れると報道されました。
再教育にかかる人件費や教育施設の整備などに14億円を投資して、「最長で6カ月間、有給で研修し、今後5年で650人の理美容師を店舗に配属する計画」だそうです。
人手不足にあえぐ美容業界の金脈と誰もが狙う、「休眠美容師」。
これまで、ここまでの大型投資をした企業はありませんでした。
今度こそ、金脈を掘り当てるのでしょうか。