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私が大学生の頃のサークルや合コンのお店捜しはもっぱら横浜ウォーカーでした。いま決起会の幹事がお店を探す手段は、「ぐるなび」、「ホットペッパー」、「食べログ」あたりでしょうか。公正取引委員会の山田昭典事務総長が、9日の定例会見の場で「飲食店情報サイトについて、参加店舗に不当な条件を押し付けるといった問題の有無を確認するため、調査を開始した」とグルメサイトを独占禁止法の疑いで言及しました。調査対象は「それなりに名の通ったところ」ということで名指しこそしませんでしたが、上位3社の媒体は間違いなく調査対象に入っていることでしょう。
食べログといえば、千葉市の九州料理居酒屋「とっとっと」が、「食べログユーザー会員出入り禁止」や「食べログやくざの評価は結構です」と過激な看板を出して話題になりました。ユーザーの立場では広告に寄らない口コミが有益な情報である一方、媒体の恣意性が出てしまえば、情報の信頼は覆されてしまいます。
媒体を抱える会社は業界内ではとても強い力を持っていても、中にいるとその権力ともいえる力に気がつきにくいため、常に情報の健全化のために意識して取り組む必要があります。