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10年前の2009年9月、大坂道頓堀に関西エリア初進出を果たしたファストファションブランドH&M。開店当初の行列はすさまじく、H&Mで買い物がしたいなら大坂から新幹線に乗って銀座店に行ったほうが早いとまで言われました。それを追うように、競合のForever21も2013年4月に大坂道頓堀に関西エリア初進出。大変な人気を博しました。
そのForever21が2019年9月29日に経営再建のため、連邦破産法の適用を申請したと発表しました。日本国内の14店舗とECサイトは先立って撤退が表明されていて、2019年10月末日をもって国内全店閉鎖が決定しています。
Forever21の売上高は推計40億ドル(約4320億円)。2018年度のアパレル業界の売上1位はZARAを持つインディテックスの261億4,500万ユーロ(約3兆537億円、※1ユーロ=117円で計算)、2位はH&Mの251.9億ドル(2兆6953億円、※1ドル=107円で計算)、3位はユニクロを持つファーストリテイリングの2兆1300億円です。上位の企業と比較するとForever21の売上高は意外と少ないことがわかります。
これでファストファッションブームの終焉とも言われていますが、今回の破産が業界全体に与えるインパクトは小さいと思っています。