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約10年ぶりに開催された株式会社セイファート、採用フォーラム2019。
美容師400名のアンケートデータをもとに、さまざまな角度から美容業界を取り巻く待遇環境を調査しました。
その中で、特に興味深かったのがスタイリストの給与平均。10年前の平均月収は約20万円で当時の希望する月収は27万円。それが2019年には実績が27万円へ増額していることがわかりました。10年間で平均月収が希望値と同じ7万円もUPしています(n=269)。これは業務委託美容室が増加した影響があるのでしょうか?ところが、業務委託と正社員スタイリストの平均月収を比較してみると、一概にそうとも言えない実態が浮かんできます。
◆20代スタイリストの平均月収(n=45)
正社員:24.5万円
業務委託:30万円
◆30代スタイリストの平均月収(n=86)
正社員:27.9万円
業務委託:29.2万円
◆40代スタイリストの平均月収(n=36)
正社員:29万円
業務委託:22万円
n値に差があるため一概に言えませんが、年齢が上がると逆転現象が発生しています。男女別に分けても、どちらも40代で逆転現象が発生しました。ここからわかることは、業務委託という働き方は30代までが最も適していて、その後は正社員の働き方が適していると言えそうです。求人難の美容室に、30代後半から40代ターゲットの待遇や広告を提案してみてはいかがでしょうか。新しい生態系が生まれるかもしれません。
参考:美容業界採用フォーラム2019 株式会社セイファート https://www.seyfert.co.jp