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営業再開によって徐々に客足を取り戻している美容室。
三密対策でセット面や予約を間引いているため、元の売上に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。
その傾向は飲食店でも同じ。
席を離したり、テーブルを壁に向けたりと席数を減らして営業を続けながら、
テイクアウトやお弁当、UberEATS、出前館のデリバリーに参入するなど工夫を凝らしています。
それでも、多くの飲食店は売上が大きく落ち込んでいる厳しい状態が続きます。
そんなコロナ禍で、マクドナルドの4月度の業績が飲食業界で話題になっています。
マクドナルドは緊急事態宣言及び自粛要請を受けて、特定警戒都道府県対象の 13 都道府県約 1,910 店舗では 4 月 20 日から、その他エリアも含む約2900店舗は4月28日から終日店内の客席の利用を中止しています。
ところが、セールスリポートによると、4月度の売上は前年比で106.7%。
落ちるどころか伸ばしています。
一体何が起こっているのでしょうか。
客数は前年比81.1%で落としているのに対して、客単価は131.4%。
在宅によるテイクアウト需要増加を見越してファミリー向けのキャンペーンを充実。
下がった客数を、ドライブスルーやテイクアウトのファミリーセットで客単価を上げることでカバーして全体の売上を伸ばすことができています。
店内の消費をすっぱりと切り捨てて、ファミリー層に一気に舵を切る。
こんな大胆な戦略が功を奏しているようです。