株式会社田谷、2021年3月期の決算速報を発表

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株式会社田谷(東証一部4679)の2021年3月期決算が発表されました。

売上高は、前期から19億61百万円(△22.4%)も減少して67億85百万円、
営業損失は、12億64百万円(前期は営業損失3億84百万円)、
経常損失は、12億82百万円(前期は経常損失4億01百万円)となりました。

特別利益に助成金収入等、特別損失に店舗閉鎖損失および減損損失等を計上し、さらに繰延税金資産を計上することで、当期純損失は10億13百万円(前期は当期純損失3億84百万円)となりました。

コロナによる急速な消費マインドの冷え込みをもろにうけて、非常に厳しい業績です。また業績悪化の要因として、労働需給逼迫による美容師の確保が難しかったことも挙げています。

今回の業績悪化を受けて、構造改革プラン「T9」を発表しました。その一環として2022年3月期中に田谷が持つ5ブランド(「TAYA」「TAYA&CO.」「SHANPOO」「MICHEL DERVYN」「Capelli Punto N.Y.」)のうち経営不振の33店舗を閉鎖します。いまのところ、TAYA銀座コア店や青山店など13店舗の閉鎖が決定。また、原宿の本社ビルを34億円で売却することも決定されています。

T9では店舗のリストラだけでなく、新人事制度の導入やネット関連事業の強化、組織再編なども合わせて発表されています。田谷さんの足元の業績は厳しいながらも人材不足を一つの課題としており、T9による業績の回復に期待が持たれます。

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/cvm8k5/

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