専門化と総合化

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総務省発表の2018年の住宅・土地統計調査によると、総住宅に占める空き家の割合は東京23区で10.4%もあり空き家問題は地方都市の話ではなくなってきました。空き家問題というと地方の一戸建てを想像してしまいがちですが、築年数が古いマンションの空き家も含まれます。

そんなマンションの空き部屋を有効活用しようと、近年増えてきた貸し会議室サービス。当社も研修や勉強会で利用したことがありますが、学生の勉強会や個人英会話レッスンにも利用されているとか。

レンタルスペースのプラットフォーマーは「スペースマーケット」、「インスタベース」、「スペイシー」の3社が有名ですが、これらのプラットフォームには空き部屋だけでなく、面貸し美容室も登録されています。多くはスタジオ代わりに定休日に貸し出しているサロンもありますが、面貸しとして利用する人もいるそうです。

シェアサロン検索サイトという専門サイトがある中、こうした総合サイトでその需要が充たされるのはIndeedの求人広告に美容室が増えていることと同様、振り子のように専門と総合をいったりきたりするユーザーの心情理解をしないとたちまち時代遅れのサービスになってしまう脅威を感じました。

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