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インスタ映えする書籍として話題の書籍。
「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」
夏目漱石や太宰治といった文豪だけでなく、さくらももこやヒカキンなどのエッセイストやユーチューバー、さらには求人広告や週刊文集まで100人分の文体でカップ焼きそばの作り方が書いてあるだけの本。
カップ焼きそばの作り方だけでこんなにネタを仕込んだなと半ばあきれ、半ば感心するような内容です。
太宰治 焼きそば失格
ドストエフスキー カラマーゾフの湯切り
中原中也 よごれちまつた焼きそばに
星新一 エヌ氏の発明
などなど。
タイトルだけでもどれも秀逸。
ヒットの裏側に、若者の読書離れがあるそうです。
まったく本を読まない若者が増えているにも関わらず、このような本が流行るのは文体を理解していて共感を得ているから。
「本は読まないけど、ネットニュースは見るから、ヒカキン、池上彰などの文体を知っている」
はわかりますが文豪はなぜ?と思ったら本は読まないけど教科書は読むからだそう。
国語の教科書に出てくる人たちの文体を多く集まっているので共感されやすく、SNSで仲間の内輪内容でもウケる。
そんな手軽さがヒットの要因だそうです。