第5世代移動通信システム5Gの国内運用がいよいよ始まります。
NTTドコモではこの春から、その後も順次大手各社がサービス提供を予定しています。
2時間動画を3秒でダウンロードできるという超高速通信の5G。
アメリカや韓国では2019年4月の米韓から商用化しているのですが、私はこの間、韓国やアメリカに渡航していないため実体験がありません。
体感したことがある人がいたらぜひ教えてください。
さて、日本ではまだ導入もされていない5G。
舌の根も乾かぬうちにという表現が正しいのかわかりませんが、世間ではもうポスト次世代、6Gの技術競争が始まっています。
5Gの標準規格に関する必須特許の出願件数は19年2月時点で、サムスンが世界全体の8.9%を占めて首位だった。華為技術(ファーウェイ)が8.3%、米クアルコムが7.4%で続く。日本勢は5.5%のドコモが6位で最高だった。
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54573820Y0A110C2MM8000
韓国、中国、アメリカにだいぶ先を越されています。
一般的には特許が取られてしまうと、使用に負担金がかかり競争力が落ちてしまうため、日本としては次の技術競争では必ず勝ちたいところでが、一方で、こうした技術特許に名を連ねてこないアップルは、その独特の戦略が垣間見えてきてなかなか興味深いものがあります。
https://www.cybersoken.com/file/press190206.pdf
6Gが実現すると立体ホログラムの精度が劇的に向上して、離れた会議室や教室に人を浮かび上がらせたり、ロボットが身の回りの世話をしたりする社会が実現します。
こうした社会では体験型サービスやアトラクションはその場に行かなくても十分に楽しめるため、「とりあえず行ってみよう」から「行かないとどうしようもないから行く」に時間の使い方が変わるように思います。そうすれば、直接肌や髪に触れて物理的に変化を生じさせる美容室やエステなどのサービス業の優位性はますます強くなるのではないでしょうか。
とはいえ、まだ未体験の5G。まずはこれを早く体感してみたいものです。