美容室はなぜサロンと呼ばれるのか?

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サロンとは本来、中世ヨーロッパ時代に貴族が同好の人々を招く場のことを意味していて、いま流行のオンラインサロンも物理的な場ではありませんが、同好の人たちを集めて情報交換をする場として機能しています。

1988年公開の『星の王子 ニューヨークへ行く』の中でエディー・マーフィーが演じている一人四役のうちの二人、床屋の主人とお客さんが登場するシーンは、まさにサロンの役割を果たしていて、たいした用もない(ように見える)のに共通の趣味を持った人たちがわいわいと集う場となっています。

手荷物預かりサービスを展開するecbo株式会社が、アマゾンの商品を美容室でも受け取れるようにする「ecbo pickup」というサービスを始めると発表がありました。宅配業界の抱えるラストワンマイル物流の問題を解決する手段として、美容室以外にもカフェやカラオケ店、神社!?でも受け取れるサービスを目指しているそうです。

美容室がヘアサロンと呼ばれるのは、美容に興味を持つ人たちが集い、美を追求する場だからとは思いますが、それにしてはいまの美容室は用もないのに立ち寄るは気が引けますね。こうしたサービスが普及することによって、ヘアサロンが髪を切ったり染めたりするだけでない、町のハブスポットとして本来のサロンの役割を果たせるようになって欲しいと思います。

参考:ecbo株式会社 https://ecbo.io/20190910_ecbopickup/

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