0
0
Read Time:7 Second
先日、出張で泊まったホテルは、通常宿泊費7千円のところ、夏休み終了キャンペーンでなんと半額の3千5百円(朝食付)という破格の価格設定になっていました。
ダイナミックプライシング(需要価格設定)とは、需要に応じて最適化された価格設定でサービスを提供することによって収益を向上させるプライシング手法のひとつです。
需要価格設定の例としてよく取り上げられるのが航空券で、顧客のニーズや購買行動に対応した多様な価格設定によって収益の最大化に成功しました。
近年、訪日外国人観光客の増加で稼働率が増加する中、ホテル業界でも採用され始めました。冒頭の例とは逆に普段はシングル7千円くらいのホテルが繁忙期になると同じ部屋にも関わらず2万5千円など3倍以上の価格がつくことも稀ではありません。
美容室も平日と土日祝日や時間帯によって需要が変化する業態のため、需要に応じた価格の調整は取り入れたいところです。しかし、旅行や出張とは違って「どうしてもこの日でないとだめ」ということが少ないため、なかなか導入が難しいところです。この相反するバリューラインを越えることができたら美容室の収益の最大化に大きく貢献できそうです。